コラム(100) #ボイスレッスンノート #ボイストレーニング #呼吸
今回のボイスレッスンノートは、弾き語りのAさん。
弾き語りで、立って歌った時ほどパワーも表現力も発揮できない、というのが今回のお悩みです。
まず弾き語っていただきました。
卒なくこなしていますが、全体的に小さくまとまっています。
ご本人
「歌っている時息がうまく吸えません」
Aさんは、弾き語り歴は短いですが、発声と歌を初めて3年になります。
毎回のレッスンで呼吸練習もしていて、うまくいっている、と思っていました。
改めて、弾き語っている時のお腹を触ってチェック。
うーむ、息を吸うときなんだか身体が固まっています。
一番広がっていて欲しいところは、横腹の骨のない部分ですが。
腰の部分に力を入れて広げています。
もうこれはあるあるです^^;
呼吸って習慣や過去のインプットで元に戻ってしまうことが多い。
Aさんは、
息を吸う=腰を広げる
という過去の強いインプットがあったようです。
これは
腰や下腹を広げようとすると反り腰になります。
歌っていると腰が痛くなる、という人はブレスの時下腹を広げようとしてセットで反り腰になっています。
一番広げるのは、横腹の骨のない部分(外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)です。
ここを広げると、肋骨から下腹まで胴体が一回り太くなります。
前提として、自然な呼吸において中心に動くのが鳩尾(みぞおち)でなくてはなりません。
ここでまでAさんに説明したら
「鳩尾ってここですよね」
Aさんが手を当てた部分にびっくり。
そこは胸骨の一番下の点でした。
間違いではないのですが、もっと広い範囲です。
横隔膜の下の直径10センチくらいのイメージです。
表面でなく身体の真ん中。
第三チャクラです。
説明足らず、と反省しました。
自分が知っていることはみんなが知っていると思ってしまう失敗です。
身体の地図を描くことをマッピングと言います。
正確なマッピングは、身体を使って表現する歌手、楽器奏者、ダンサーに必須です。
自然な呼吸を鳩尾中心にしてもらいました。
「呼吸しやすくなりました」
とAさん。
歌う時、呼吸筋を目一杯広げてブレスしますが、あくまで自然呼吸の延長ラインです。
腰よりむしろ背中の下部が広がります。
一番効率的に横隔膜を下げることができます。
この呼吸で歌ってもらいました。
吐く息に声が乗っていて、伝わるものが全然違います。
表現力が増していました。
こういう時鳥肌が立つんですよ。
ハートの奥のハイハート(魂と繋がる部分)から声が出ていると鳥肌が立ちます。
ハイハートから声を出すには、息の力が必要です。
ふっと言葉が浮かびました。
息吹
美しい言葉ですね。
息吹とは息を吐くことですが、さらに命の脈動のようなものを感じさせる言葉です。
息吹を注いだ声は、聴く人の命に触れます
どうしたら息吹を注げるか。
まず自然な呼吸ができること。
出来てるよ!
って思わないでくださいね。
それは大抵の場合、生命維持に必要最低限の呼吸です。
赤ちゃんの時に当たり前にしていた呼吸を、ほとんどの人が出来なくなっています。
自然な呼吸を取り戻しましょう!
1日2万回無頓着にしていた呼吸を変えることは、声のみならず、身体、心、人生に大きな変化をもたらします。
個人レッスンご希望の方は、倍音ボイス養成講座からのスタートになります。
さて。
ブログカテゴリー、コラムがキリ番100回になりました。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
これからもお役に立つブログを書いてまいりますね^^
…………♪…………♪…………
何か分からないこと、ご希望の講座などありましたらご遠慮なくお問い合わせくださいね。
講座はご希望日程でリクエスト開催もしています。
声で光を放ち人生を変える!倍音ボイスメルマガ
基本毎週日曜日配信、いち早く情報をお届けしています。
読者様限定の特典もあります。
ボイスヒーリングライブ、講座紹介、小林由起子弾き語りなど動画をアップしています。
登録していただくと新規動画のお知らせが行きます。
登録、「いいね」いただけると励みになります。
noteでこちらでは書かない雑記を書いています。
ゆきこば@HSP/HSSは世界を救う
ランキングに参加しています。
記事が良かったりお役に立てたらポチッと応援していただけたら嬉しいです♡
にほんブログ村
この記事へのコメントはありません。