コラム(64) #ボイストレーニング #呼吸
よくいただくご質問です。
「発声のエネルギー源は吐く息なら肺活量要りますね?」
いわゆる肺活量は普通であれば大丈夫^^b
ここでおさらいですが。
肺活量とは、ゆっくり最大限に息を吐いた点と、ゆっくり最大限に息を吸い込んだ点との差です。
肺や気管支に問題がないのに肺活量が少ないとしたら、息を吸う、吐き出すタイミングがずれていたり、息を吐ききっていないのかもしれません。
肺活量検査では、もう一つ測定します。
努力性肺活量です。
最大限吸った後にできるだけ速く最大限息を吐き出します。
この数値が肺年齢を決めます。
風船を膨らます呼吸力というより吹き矢を飛ばず呼吸力です。
簡単に出来る肺年齢チェックをご紹介しますね。
あなたの「肺」は何歳?
(抜粋)
「吹き矢チェック」という名の測定法で使うのは、“30cmサイズのラップの芯”と“ラップを丸めて作った玉”のみでOK。
ラップの芯に玉を詰め、指の第一関節くらいまで押し込みます。
吹き矢の要領で息を吐き、玉の着地点で肺年齢を計測します。
息が漏れないように、しっかりと先端を咥えるのがポイントです。飛距離の目安は「180cm未満で80代以上」「180cmで70代」「190cmで60代」「200cmで50代」「210cmで40代」「225cmで30代」「240cm以上で20代」。
入れるラップの芯は20㎝くらいでいいようです。
発声に必要なのはこちらの努力性肺活量です。
発声するとき出来るだけ息を速く吐きます。
声を出す時速く息を吐く?
???
でしょうか(笑)
大抵の人はちょっとポカンとします(笑)
通る声には息の速度が必須です。
こんなイメージで発声します。
・まっすぐ前の一番遠い壁(2m以上)の一点に画鋲をイメージ
・最大限の息の速さでその画鋲に声を当てる
最初は母音の「ウ」で練習すると良いでしょう。
口からレーザー光線を吐くように、水鉄砲を吐くように、吹き矢を吐き続けるように発声します。
イメージしやすいものを決めてしっかり視覚化します。
ポイントは一点に当てること。
決して広いマトをイメージしないこと。
声を届けるのではなく「刺す」
口から殺人光線を出す感じ(笑)
イメージがとても大事です。
そして「意志」です。
そうしようと強く思うこと。
感覚が掴みづらいようなら、まず息だけでやってみましょう。
手のひらを口の5㎝くらい前に当てて、上記イメージで「フーーーーーー」と息を吐きます。
これは出来ますね。
手のひらに冷たい圧力のある息を感じると思います。
これと同じくらい息を吐いて声を出します。
普段から息を速く吐く練習をしましょう。
おすすめ深呼吸をご紹介しますね。
口から思い切り強く速く息を吐き切ります。
口から最大限に強い北風を吹く感じです。
そしてお腹を広げて息を入れます。
一回で十分な深呼吸になります。
続けると速く息を吐く感覚が掴めてきますよ。
健康のために発声力のためにぜひやってみてくださいね*^^*
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