舌の矯正で口呼吸が直った!免疫力アップした!顔が変わった!体験談

コラム(67)  #ボイストレーニング #声のお話

舌は、発声を大きく左右します。
すごく簡単にいうと口の中は広い方がいい。
口の中が狭くなる原因はなんだと思いますか?

です。

あーーーーと発声して鏡で口の中を覗いてみてください。
口蓋垂(喉ちんこ)が見えるのが正解です。

舌が降りて口の中が広くなっています。
通る、響く声に必須です。

できなくても落ち込まないでくださいね。
すぐできるのは10人にひとりくらいですから。
できないのは舌の筋力が十分でないから。
舌の筋力が十分でないと滑舌も悪くなります。
どうやって舌の筋力をつけるトレーニングをするか、長年の課題でした。
先日、この舌の筋トレを別方面からした方とお会いしました。
口呼吸を直すことです。

衝撃でした。

このお話をしてくださったのは、養成講座ベーシック(オンライン)を受講された大阪府在住のH・Kさんです。
ボイスヒーラーを志望されています。
メルマガ、ブログでシェアして多くの方に知っていただきたいので、その旨H・Kさんにお話して詳しいことを教えていただきました。
ここから先、簡単にHさんと呼ばせていただきます。

まず、Hさんが口呼吸を直すに至った経緯です。

私は事務職をしていました。
そこでは暑がりの人が多い職場で4月から11月まで冷房が入っている職場でした。
私はしょっちゅう風邪をひき、声がでなくなることが数年続きました。

(原文のまま)

Hさんは、その原因が口呼吸だ!と思ったそうです。
そして、口呼吸を直す方法を探しました。
ここ、すごいですね!

Hさんが見つけたのは歯科で行っている口腔筋機能療法(MFT)です。
口腔筋機能療法とは、正しい舌の動きや正しい口のまわりの筋肉の動きを覚えていき習慣化し、正しく機能させる訓練のことです。
歯科では、口呼吸の原因を舌の筋力不足による位置にあるとしています。

質問です。
このブログを読んでいる今。
舌の先はどこについていますか?

① 下の歯の内側
② 上の歯のちょっと奥

どこにもついていない人はスタンダードは①だと思います。

正解は②です。

①は低位舌(ていいぜつ)と言います。
筋力不足によって②の位置に舌を置けない状態です。
舌の正しい位置です。

 

 

 

 

 

 

 

 

舌全体が上顎につき、舌先が上の歯のちょっと奥についているのが正しい位置です。

Hさんが行ったトレーニングです。

1.舌の筋肉を強くする
2.舌や頬、口の周りの筋肉に力をつける
3.正しい噛み方や飲み方を覚える
4.日常生活の中でトレーニングで覚えた舌の位置や唇の状態を維持し、習慣的に正しい飲み込み方を練習します。

(原文のまま)

口腔筋機能療法(MFT)について今回初めて知り、ネットで調べてみました。
まず舌の正しい位置を知ってもらうことから始めるようです。
舌の正しい置き位置は上の前歯の歯茎のちょっと奥(窪んだところ)です。
MFTではここをスポットと呼んでいます。

ここはボイトレ的にもすごく重要なポイントです。
ここに声を当てる最も効率よく声が通ります。
正式名称は切歯窩(せっしか)

わたしの著書『声のトレーニング』をお持ちの方は130ページをご覧ください。

一センチほどの縦の溝で、実際に口蓋骨に穴が空いています。別名「ゲーテの穴」と呼ばれており、ゲーテが発見者です。

(『声のトレーニング』より引用)

正しい舌の置き位置はまず。
舌先が常に切歯窩に触れている
この場所をわかってもらうためにMFTでは、アイスなどを購入した時ついてくる木のへらの形をしたものの長いものを使用しているようです。
危なくないようにですね。
筋力がある舌の場合、常にここに置くのは簡単です。

飲み込む時もここにあります。
飲み込む時もここにあるって初めて知りました。
飲み込む時の舌の位置を考えたことがなかったんですね。

Hさんは、飲み込む時も切歯窩に触れるのが難しく練習を重ねたそうです。
約10回にわけてMFTのトレーニングを行ったそうです。

「難しく感じた点はどこですか?」
Hさんにお聞きしました。

もう必死だったのとどんどん身体の調子がよくなるのでうれしくてうれしくてあまり覚えていないのが実情です。
舌先がだらんと落ちてしまった状態から、スポットにつけるのは筋トレをかかさずにしないと当時は難しかったです。

(原文のまま)

スポットに舌がつけられるようになって、Hさんは口呼吸が直りました。
パタっと風邪を引かなくなり、それ以来一回も引いていないそうです。
思わず
「わかります!コロナに罹る気がしないでしょ(笑)」
「しません(笑)」
わたしがそうだから。
風邪もひかないのにましてやコロナに罹る気がしません。

ちなみにHさんは、上記の「あ」の発声時に舌を降ろすことができました。
筋トレの成果ですね*^^*

あと、顔が変わったそうです。

頬骨の一番出っ張ったところが緊張のせいで凝り固まっていたのを思い出しました。
血行も悪く、むくみやすく、常時むくんでいたんだと思われます。
顔の形が変わるんです。
会社ではお前、整形したんか?と言われました。
あごのコリをほぐすだけで人の顔は小顔になるのが驚きでした。

(一部抜粋)

低位舌だと、舌の筋力を補うために他の筋肉を使うからでしょうか。
二重顎になったり浮腫んだりするようです。
すごいですねーー。
口呼吸を直して免疫力も美も手に入れたんですね。

マスクの中で口呼吸の人が増えていると言われています。
アホ顔になるので気をつけていた人も、見えないと口が半開きになっていたりするのかも。
口呼吸は諸悪の根源。
免疫力だだ下がりです。
口が多少開いていても舌が切歯窩についていれば大丈夫^^b

定位舌の弊害です。

・口が半開きになる
・発音や滑舌が悪くなる
・くちゃくちゃ音を立てて食べる
舌が飲食物を食道に送る力が弱いため
・口呼吸になる
舌の一部によって気道が塞がれるため
・いびきをかきやすい
睡眠時に気道が塞がれるため
・風邪を引きやすい
口呼吸でダイレクトに雑菌やウイルスを吸い込むため

口腔筋機能療法(MFT)のセミナーがあったらぜひ受けたいと検索しましたが、今年はもうないようです。
歯科従事者でないわたしが受講できるかどうかわかりませんが。
でも、大体わかりました。
近いうちにわたしの行っている舌筋トレにMFTを取り入れた筋トレ法を書きますね。

Hさん、三回に分けての質問に丁寧に答えてくださり、またメルマガやブログでシェアすることを了承くださりありがとうございました*^^*

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