コラム(66) #ボイストレーニング
誰にも出にくい音域があります。
出ないってわけじゃないです。
「高い声が出ない」と言う方は多いですが大抵はある程度は出ます。
出にくい音域がある理由ですが。
①元々の声帯のタイプ
②使用頻度が少ない
大抵は合体です。
声帯は二枚の扉のような筋肉です。
扉が閉じ、吐く息が振動を起こして音になります。
ざっくり言うと声帯の全体が振動すると地声になります。
二枚の扉の接触部分がメインで振動すると裏声になります。
声帯はもちろん一人一人違います。
長さ、厚み、質感など。
顔が違うのと同じです。
女性では、地声が出やすい(高いところまで出る)地声タイプ
裏声が出やすい(低いところまで出る)裏声タイプ
地声と裏声の区別がつかないミックスタイプに分かれます。
男性は、女性より地声音域が広いです。
声帯の厚みのせいかな。
これは研究案件です。
ですが、高音部でやはり上の三つのタイプに分かれます。
例えばわたしは地声タイプです。
ピアノの真ん中のドの1オクターブ上のドまで頑張れば地声が出ますが、ラあたりからちょっと苦しげになってくるので裏声を使いたい。
でも、ここでラで裏に返すと急にボリュームが下がります。
わたしは中音域高目が苦手音域です。
ちなみにサラ・ブライトマンがこのタイプです。
よーーく聞くとこの音域で音色が変わります。
弱くなったりはもちろんしないですけど、あまり強くは出ない。
それが妙にセクシーであったり癒し系になったりします。
さすが!よくトレーニングしているし、個性にしています。
わたしはトレーニングで大分苦手を克服していますが、まだサラの域には達していません。
裏声タイプの人は低い声が出にくくなります。
ミックスタイプの人もこの傾向です。
低い声でマイク乗りが悪いと感じたりします。
高い声が出ない人はほとんど使用頻度が少ない人です。
出さないからますます出なくなる。
ではどのタイプにも共通する喉の筋トレ方法をお教えしますね^^b
どのタイプも声帯(筋肉)に若干の偏りがあります。
筋肉なのでトレーニングで改善します。
苦手音域メインでよく知っている曲を鼻歌で歌うこと
小さい声で。
苦手音域を大きなしっかりした声で歌おうとすると力が入ります。
肩や背中、首に絶対力を入れない。
喉が疲れたら力が入っています。
小さい声なら近所迷惑にならずに済みますから家でできますね。
はじめはカスカスの声でいいです。
決して頑張らないでください。
毎日続けてください。
気がついたとき鼻歌を歌えばいいんですから出来そうでしょ♪
そのうち少しずつしっかりした声が出てくるようになります。
小さい声でも息の流れを止めないでくださいね。
時々息がちゃんと出ているか、口の前5センチに手のひらを当ててチェックしましょう。
低い声が出ない人は、ギリギリ呻き声か(笑)というくらい低い声で歌うのがおすすめ。
息が出ないと単に呻き声ですが息を吐くとささやき声になります。
英語で低い声でささやく感じ。
英語はそもそも息を使う言語です。
日本語で低い声でセクシーにささやくってイメージしにくいですが、英語はイメージしやすいですよね。
この練習方法はできればこれだけで続けた方が効果的です。
1ヶ月くらいやると確実に効果が出ます。
大分しっかりした声が出るようになったら普通の音域で歌ってみましょう。
苦手な音域が出やすくなるだけでなく、その前後の領域も出やすくなっているはず。
「もう若くないから無理です」は禁句です^^b
最近、「徹子の部屋」で日本最高齢フィットネスインストラクター瀧島未香さんのことを知りました。
現在90歳。
筋肉ぷりっぷりです。
驚きです。
昨年の記事ですがわかりやすいです。
日本最高齢フィットネスインストラクター瀧島未香さん89歳、筋肉ばあばの【タキミカ体操】
筋肉ってトレーニングを続ければ維持できる、と改めて確信しました。
本当に90歳まで、いや100歳まで大丈夫なんですよ。
めちゃめちゃ意を強くしました。
今年は無理だけど、来年のライブはノースリーブで美しい二の腕を披露しようかな。(そこ?)(笑)
それもあるけど(笑)
声帯もトレーニングすれば衰えないです。
ですが、足腰と一緒で何にもしないと衰えます。
100歳まで歌いましょうーーー!!
まずは鼻歌喉筋トレ、ぜひやってみてくださいね♪
【声deミラクル】身体・心・オーラが輝くメルマガ
基本毎週日曜日配信、いち早く情報をお届けしています。
読者様限定の特典もあります。
ボイスヒーリングライブ、講座紹介など動画をアップしています。
登録していただくと新規動画のお知らせが行きます。
この記事へのコメントはありません。