コラム(50) #Life #声のお話
HSPとはハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person)
つまりとっても敏感な人々。
1996年、心理学博士号を持つアメリカの作家エレイン・アーロン氏が出した本*1に出てくる言葉です。
*1 Elaine N Aron. “The Highly Sensitive Person: How to Thrive when the World Overwhelms You”. Kensington Publishing. 1996
エレイン博士によると人口の約20%いて、人間だけでなくあらゆる生物に出現するそうです。
「繊細さん」と言うことで最近マスコミでも取り上げられることが多くなりました。
HSPかどうかチェックサイトがいっぱいあります。
例えばこちら
https://hsptest.jp/
わたしはHSPです。
HSPという言葉を知ったのは一昨年の10月です。
わたしは、HSPの中でも外交的と言われるHSS、ハイ・センセーション・シーキング(High Sensation Seeking)です。
HSSは刺激を求める人々です。
HSP/HSSは人口の6%程度いるらしい。
HSPの人は刺激に敏感なので、刺激を求めたりせず内向的になりやすいんですね。
でもHSP/HSSは刺激に敏感なくせに好奇心旺盛で刺激を求めるという矛盾した特性を持っています。
人一倍疲れるくせに走らずにはいられない、みたいな感じ(笑)
HSP/HSSはこちらでチェックできます。
https://hsp-channel.com/2018/11/26/hsphss-selfchecklist/
わたしはHSP/HSSとわかってめちゃめちゃ納得したし、すごく自分が肯定できるようになりました。
子供の頃からの謎が解けました。
例えば。
・ジェットコースター類が乗れない(HSP)
・恐怖、戦闘、バイオレンス、サスペンス映画が観れない(HSP)
・不幸な結末の映画が観れない(HSP)
・満員電車に乗れない(HSP)
・人より痛みに敏感(HSP)
・大音量のロックなどのライブに行けない(HSP)
・毎日同じことが出来ない(HSS)
・好奇心旺盛で常に新しい情報を求める(HSS)
・長時間じっとしているのが苦手(HSS)
・新しく企画したりアイデアを出すのが得意(HSS )
・人と楽しく過ごせるが、あとで一人の時間が必要 ( HSP/HSS)
・行動力があるが、直後にぐったりしやすい(HSP/HSS)
・燃え尽き症候群になりやすい(HSP/HSS)
こうやって書くと我ながらなかなかめんどくさいですね(汗
社会不適合と思っていました。
発達障害か、と思ったことも。
でも単に特性だったんですね。
わかってみると自分トリセツさえわかっていれば全然OKじゃない?
とすごく前向きになれました。
どうしてこんなカミングアウトをしているかと言うと。
声に興味を持つ人にHSPが多いからです。
リアルにお会いする方の多分7割くらいがHSPだと思います。
これって当たり前なのかもしれないんですね。
自分の声が気になる
人の声が気になる
自分や人の声の影響力がわかる
というように音や声の持つパワーに敏感と言うのはHSPの特徴だからです。
HSPってよくないことと思っている人がいるんですね。
先日、SNSで「自分はHSPです」という人に対して
「そんなはずはない、あなたはそんな弱い人ではないですよ」
というコメントを見てすごくびっくりしました。
HSPは病気ではないし、淘汰されるべき弱い人でもない。
一定数刺激に強い人がいて、一定数刺激に弱い人がいる。
バラエティに富んでいた方が種として生き残りのチャンスが増えるはずなんです。
確かに生きづらい面がありましたが、わたしはHSPでよかったと思っています。
だって多分HSPだから声や発声の小さな変化に気付ける
HSPだからボイストレーナーになれたと思います。
HSPは五感全てが人より敏感ですから、HSPじゃなければ出来ないこと、仕事がありますよ。
弱点ではなく、ギフトです。
自分トリセツとして、ひとりになる時間と場所を確保してください。
刺激からの回復のスペースがあれば大丈夫です^^b
もしあなたHSPならそう思って自信を持ってください。
まわりにそういう人がいたら、HSPの人を「弱っちい」とか「メンドー」思わず理解してくださいね。
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