コラム(119) #ボイストレーニング #倍音 #声のお話
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本投稿は2023年1月に投稿した
「倍音の仕組みと印象、発声方法、自分の声の倍音チェック(倍音シリーズ②)に加筆して、前後編に分けたものです。
倍音の仕組みと倍音の音色の印象(倍音シリーズ②) の続きになります。
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倍音発声トレーニング方法
「整数次倍音」の発声は共鳴で決まります。
音には響かせる空間が必要で、それは声も同じです。
声を響かせる空間を共鳴腔と言います。
具体的には、頭蓋骨の空間部分です。
図の白い部分が共鳴腔です。
まずシンプルに共鳴腔を広げます。
喉を広げる、下げる、硬口蓋をあげる等様々な方法があります。
さらにどこに声を当てるかがトレーニングの焦点になります。
「非整数次倍音」発声は呼吸で決まります。
呼吸コントロールで声の表現力をつけます。
まず24時間自然に本来の腹式呼吸ができるようにして、呼吸を声に活かせるようにトレーニングします。
「倍音発声」は、共鳴と呼吸で決まります。
倍音ボイスメソドの二つの柱です。
倍音を自分でチェックする方法
自分で、ざっくりと調べることが出来るアプリがあります。
iphoneのアプリを三つ入れてみました。
・Analyzer
・オシロスコープ
・FFT Wave
アンドロイドにも同様のアプリがあるようですが、確認できません。
アンドロイドユーザーの方は、「周波数 声 測定アプリ」で検索してみてください。
三つのアプリを使ってみてiphoneでは「オシロスコープ」が一番わかりやすかったです。
なかなか面白い結果でしたよ♪
これはピアノの真ん中の「ド」(C4 )を発声した時のもの。
下の方にある
Lowest:264,5Hzは「基音」です。
本来C4の「ド」は261Hzなのですこーし高めになっています。
「倍音」は「基音」より低い音は出ません。
Hz/highest:5287,5Hz
最も高い倍音です。
オレンジの波で、どのあたりで倍音が出ていたかわかります。
一番高い波は五番目、第5倍音「ミ」E5であることがわかります。
次が第三番目、第3倍音「ソ」G4
この二つが「基音」より高い波なのは結構特徴的では、と思います。
第2倍音が小さくて、第4、第6は基音と同じくらい出ています。
「ド」から1オクターブ上の「ド」まで順番に発声してみました。
一番「倍音」が出ていたのは「ミ」〜「ソ」次に「シ」上の「ド」でした。
わたしは「ラ」で地声→裏声チェンジするのでチェンジ直後はちょっと「倍音」が減るようです。
(訓練で変わるはずです)
これは「ファ」F4を発声した時。
最も高い「倍音」は7614,2Hzです。
第3倍音が飛び抜けて高く、次が第5倍音、第9倍音「レ」D6あたりも割に出ています。
わかりやすくしてみました。
かなり「倍音」が出ている方だと思います。
こうしてみると「整数次倍音」のみが出ているようですが、よく見ると間が真っ平らではないので「非整数次倍音」も出ているようです。
「倍音」が出やすい音程がわかったのはとても興味深かったです。
自分の楽器の「鳴る音域」がわかったんですね。
自分の耳とデータが結びつくのは有り難いです。
こんな音感覚だと「倍音」はこのくらい、という目安になります。
これは今後キーを決めるときに役立てたいと思います。
アプリを入れれば自分でできますが、瞬間瞬間で変化しますし、声を出しながら写真も撮るのはなかなか難しいです。
現在の生徒さん、これから「倍音ボイス養成講座」にお越しになる方は、まずわたしの耳で、さらにご希望ならアプリ倍音チェックしますよ。
「倍音」が出ない音域には課題があることも多いです。
一番「倍音」が出る音域を生かしてキー決めをするのもいいかもしれませんね。
倍音ボイス養成講座はこちらをご覧ください。
1st〜3rdまでお好きなところまでお好きなタイミングで学べます。
1stで自分だけがもつ声の特質、魅力、課題がわかります。
2ndで倍音発声するための共鳴腔と呼吸について具体的にトレーニングしていきます。
個人レッスンご希望の方、ボイスヒーラー養成講座受講ご希望の方、縄文ハルモニアにご参加希望の方のスタート地点になります。
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何か分からないこと、ご希望の講座などありましたらご遠慮なくお問い合わせくださいね。
いずれの講座もご希望日程でリクエスト開催しています。
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