コラム(125) #ボイストレーニング
「わたしに合っているのはどんな歌ですか?」
という質問をいただくことがあります。
これ、範囲が広すぎていつもちょっと困ります。
まず第一に、好みじゃない歌はいくら勧められても練習意欲が湧かないですね。
好み、大事です。
その歌の音域が出せるのか、練習すれば歌えるようになるのかも押さえたいポイントです。
いろいろ要素があって一概には言えないですが、一つだけ確実に基準になることがあります。
それは声帯のタイプです。
声帯タイプは生まれつきです。
声帯タイプによって歌いやすい歌は決まってきます。
もちろんボイストレーニングで歌える範囲は広がりますが、あまり頑張らなくても歌い易い歌がそれぞれあります。
声帯タイプは三つです。
・地声タイプ
・ミックスタイプ
・裏声タイプ
女性対象です。
男性にも適用されますが、男性は基本は地声で歌います。
ミックス、裏声もテクニックとして使いますが、自分の声帯タイプがわからない、ということはありません。
では、チェックしましょう!
図を作りましたよ♪
スタートです。
【地声タイプ】
「地声でラまで出ますか?」
ピアノの真ん中のド〜上のソ、ラあたりまで地声で出たらYESです。
「その後裏返りますか?」
YESなら地声タイプです。
【ミックスタイプ】
「地声でラ(ソ)まで出ますか?」
出ない、もしくはわからない。
「低い声から高い声まで声量と声質が変わりませんか?」
YESならミックスタイプです。
【裏声タイプ】
「地声でラ(ソ)まで出ますか?」
出ない、もしくはわからない。
「低い声から高い声まで声量と声質が変わりませんか?」
声量が落ちるところがある、声質が変わることがある場合は裏声タイプです。
ではそれぞれのタイプについて説明します。
【地声タイプ】
地声で割に高いところまで出るタイプ。
地声範囲が広いので、強く張りのある印象。
高い音域にうまく移行できずに、声が裏返ってしまいます。
地声〜高い音域の移行(チェンジ)が課題です。
【ミックスタイプ】
自分でも人が聴いても裏声にチェンジする境目がわかりません。
低いところから高いところまで、声量、声質が変わらないのが特徴です。
三つのタイプの中で一番オールマイティです。
【裏声タイプ】
割に低い音域から裏声に変わります。
裏声なため低〜中音域で声量が下がることが多く、マイク乗りしません。
このタイプは、カラオケで楽しくないことが多いです。
裏声を鍛えたものと言えるクラシック発声や、均一性が求められるコーラスに向いています。
お気づきの方もいるかもしれませんね。
声帯のタイプとは地声から裏声にチェンジする場所のタイプです。
女性は、ピアノの真ん中のドの1オクターブ上のドまでの間に地声から裏声に変わります。
この変わる音を「換声点」といいます。
「換声点」が高い(ソ〜ラ)と地声タイプになります。
「換声点」がミ〜ファだとミックスタイプになることが多いです。
「換声点」がド〜ミだと裏声音域が多くなり裏声タイプになります。
この三つのタイプに良し悪しではなく特徴だと思ってくださいね。
とはいえ、一番オールマイティで苦労がないのはミックスタイプです。
でも声質がそもそも一定なため、声による表現の幅がつきにくく、声量がそれほど出ないのが課題であることも多いです。
まず、自分の声帯タイプを知ること、そして声帯の特質を活かし、課題をトレーニングすることで、どんどん磨きをかけていくことができます。
それぞれの声帯タイプがどんな歌が向いているか、次回具体的に書きますね。
このテーマで、Youtube配信もしています。
キーボードで音を出しますので、もっとわかりやすいと思います^^
ぜひご覧ください。
声帯タイプは、実はなかなか判断しづらいです。
自分の声って客観しづらいですから。
こちらでお伝えしています。
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