コラム(51) #声のお話
コロナ禍でずっと思っていたこと。
なぜ、みんな自分の感覚で生きられないんだろう。
先生の言うことに疑いを持たずに従う、みんなに合わせると言う教育のせいはあると思います。
最近ふっと閃いたことがあります。
みんな自分の感覚が信じられないのでは?
わたしはどうして自分の感覚が信じられるんだろう。
その1)そう言う性格だから(笑)
子供の頃から、先生や人の言うことをそのまま聞くような子ではなかったです。
わがままだった?と言われるとそうですが、適当に周りに合わせることもできてたんですね。
だからあまり問題児扱いされずに済みました。
例えば、小学生の時授業中に好きな本読んでたり。
それでも文句を言われない程度の成績はとっていたり。
自分の感覚を優先しつつ俯瞰して全体を見れるので、この程度までは大丈夫なはずって計算しているところがありました。
ズルイとか要領がいい、とか悪口を言われたこともありますけど(汗)
その2)声を学ぶプロセスの副産物
声を学ぶことは自分への信頼を学ぶこと
発声に向き合うことは、自分と向き合うことです。
まず、呼吸。
吸う時、呼吸筋が動くのを感じます。
身体の内側の広がりを感じます。
同時に鼻の奥から気管に風が通るのを感じます。
吐く時、広がった身体が元に戻るのを感じます。
同時に勝手に鼻から息が出ていきます。
発声のエネルギー源である吐く息を十分使い、さらにコントロールして声の引き出しを作ります。
今どのくらいの量、どのくらいの速度で吐いているのか。
まず感じることができなければなりません。
声って考えれば考えるほど不思議です。
内側から無意識に出てくる音であり。
意識的に出る音であり。
一人一人、違う音色、響きを持っています。
身体を文字通り振動させます。
声帯を振動させ、頭蓋骨の空間部分(口腔と鼻腔)で響かせます。
でも、実は身体の全ての細胞、エネルギーを振動させています。
振動は心の状態によっても違ってきます。
その振動感覚、振動を起こさせる身体をずーーーっと感じ続ける。
感じたことに疑いの余地はないです。
例えば胃が痛いときに疑いませんよね。
身体の感覚は感覚のうちで最も確かなものなんです。
発声の学びは、身体の感覚に心を開いて傾聴することからスタートします。
身体感覚を傾聴して微調整して行く。
ボイストレーニングはこの繰り返し、積み重ねです。
そうして行くうちに自分への信頼が増していきます。
自分にとって、自分の感覚が一番間違ないものだ、とわかっていきます。
ボイストレーナーは、生徒さんの中で起きていることを推察しながら適切なアドバイスやトレーニングをします。
そう!だからわたしは自分の感覚が信頼出来るんだ!と氣付きました。
ボイトレの副産物だったですね。
内側を感じる力を伸ばす
内側を感じる力には実はものすごく個人差があります。
元々内側を感じやすい人たちはいます。
HSPの人たちです。
HSPについては「繊細さん」と言うことでマスコミにも取り上げられることが多くなりました。
こちらの投稿で声とHSPについて書いています。
声に注目する人にHSPが多い?
HSPの人が自分を信頼できやすいかと言うとそうでもないと思います。
発声の学びがHSPの特質を良い形に出来るため、自分への信頼に結びつくのだと思います。
逆に驚くほど内側を感じない人もいます。
そう言う人は外側で起きていることのみに意識を向けやすいです。
内側で起きていることを重要視していない、と言うか。
自分の感覚を信じていない。
自分の感覚を感じないようにしている感じ。
自分を信頼したい、と思ったら
身体の内側を感じるようにしてみましょう。
息を吸っている時の広がりを感じましょう。
どこが広がっていますか?
下腹ですか?
鳩尾あたりですか?
胸ですか?
息を吐いている時の身体のしぼみを感じましょう。
身体の内側感覚を鍛えていくのに呼吸に意識を向けるのはとても入りやすいスタートです。
呼吸セルフマスター講座、すごく良いですよ。
ちょっと自画自賛ですが(笑)
呼吸が浅い人、なんだかうまく行かない人、歌や話し声のブレスがイマイチな人だけでなく。
自分をもっと信頼したい人、呼吸力をアップして基礎健康力を付けたい人、呼吸トレーナーになりたい人におすすめです*^^*
呼吸セルフ講座、今後の開催はまだ決まっていませんが、リクエスト開催もしています。
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