コラム(29)
11月9日の天皇奉祝式典、ご覧になりましたか?
私はちょうど家にいて、ライブで観ました。
この日のために作られた「奉祝曲」を聴きたかったんですね♪
一流オーケストラ、辻井伸行さんのピアノ、嵐の歌
なかなか実現しない組み合わせですから。
嵐の歌ではちょっとドキドキしてしまいました。
私はこう見えて(笑)めちゃあがり症なので。
一世一代の大舞台でちゃんと歌えるって
この人たちはなんてメンタル強いんだろう・・・
なんて余計なことを考えてしまって(笑)
素晴らしい演奏でした*^^ *
そして君が代独唱。
このあたりは完全にノーマークでした。
歌い出したとたん。
すごい!!!
低音部が太い!!!
リンク貼りましたので聴いてみてください。
森谷真理(モリヤマリ)さん、
アルト〜ソプラノまで歌うってすごいことです。
ソプラノの人は低音部が太いなんてことはあまりないです。
この太い低音部について、
美しくないって。
とんでもないことです。
クラシック界の君が代は、
こちらもリンクを貼りますね。
とてもいいですね♡
でもね。
実はキーが違うんです。
野々村彩乃さんはクラシック歌手が歌いやすいキーで歌っています
歌い出しがF5、つまりピアノの真ん中のドの上のファです。
森谷真理さんの歌い出しはD5、
クラシック発声とは裏声発声ですから、
何でこのキー?
と思ったら、そのあとの自衛隊の演奏がこのキーでした。
なので、
ソプラノ歌手であんなしっかりした低音が出る人は珍しいです。
思わず喉を注視。
やっぱり首が太くなっていました。
驚異の舌根!!!
あの声は、舌根(舌の奥)をギリギリ下げることが出来て
かつ呼気(吐く息)
歌の発声において舌根を下げるのは必須です。
舌根、下がりますか?
鏡を用意してください。
口の中が見えるように舌を下げてあーーーと発声してください。
口蓋垂(喉ちんこ)のある喉のアーチがきれいに見えますか?
見えたらは10人に一人のラッキーパーソンです。
何の訓練もなく舌根を下げられる人は多分一割くらいだと思います
舌根を下げることが出来ると響きが全然違います。
地声でも裏声でもそうです。
が、ミックスボイス(裏声低音部)では必須です。
かつ、舌根を下げられる人は呼吸がしやすいです。
舌根が自分の意志で下がらない人は、
40代以上では自分のつばにむせたり、
舌根を下げるための筋トレは色々あります。
まずは、「アインシュタインのベーーー」(笑)
がおすすめ。
アインシュタインの有名な舌出し写真がありますね。
あれを30秒続けます。
また、舌を回したり上げたり下げたりします。
舌根を下げた時、首の上部がぽこっと膨らんでいたらOK。
森谷真理さんは多分元々舌根が下がるタイプだと思います。
プラス、多分極限まで下げる練習をしたのでは?
極限までとは
オエーーーーーッ!」となるまで下げること。
そして、その寸前で歌えるようになることです。
私は最近毎日
オエーーーーーッ!寸止めをやっています(笑)
大分裏声低音部が強くなりました。
それで君が代を歌っています。
なんかハマってしまって(笑)
君が代・・・ずっと議論が絶えないですよね。
私はそこのところは完全にさて置いていて(笑)
音楽的に非常に興味深い歌なんですよ。
君が代を歌う
君が代って難しい歌です。
この譜面は教科書などに載っているものです。
やっぱりこのキーなんですね。
多分、君が代は本来このキーで設定されているようです。
ちなみにラグビーワールドカップ開幕戦での平原綾香さんの君が代
上記楽譜からカラオケでいうとマイナス5です。
低いですね。
平原綾香さんは地声で歌っています。
こちら、他のWebsiteでは観られませんのでリンクからご覧くださいね。
歌うときのブレスですが。
ブレスの載っている教科書では
君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて 苔の むすまで
十分息を持たせるのはなかなか上級テクニックです。
この不思議な音階は壱越調(呂旋)だそうです。
雅楽旋法です。
上昇音形ではD E G A C D(レミソラドレ)、
下降音形ではD H A G E D(レシラソミレ)
という複雑な説もあります(汗
私は五音階が好きです♡
五音階とは5つの音で構成されている音階です。
上記音階も5つですね。
普通の音階はドレミソラシド七音階
五音階はスコットランド民謡、
ボイスヒーリング をしていると音階が五音階になることも多いです。
五音階については、また改めて書きますね。