コラム(18)#ボイストレーニング
声老け
字面だけでドキッとしませんか?
最近よくTV出演されているドクター、大谷義夫先生のご著書からの引用です。
声関係の本は研究のためになるべく目を通しています。
大谷先生による老け声の定義
1) 声がかすれる
2) 大きな声が出にくい
3) 長い発声が続かない
当てはまるものがありますか?
この三つは声の老化と私も思います。
本の帯の通り、声、ノド、肺はリンクしています。
というか、ノドの機能、肺機能の衰えによって声は老化します。
ノドには二つ管が通っています。
前側に気管があり、肺に続いています。
後ろ側に食道があり、胃に続いています。
だからノドの機能は二つあるのです。
嚥下(飲み込むこと)と発声です。
ノドは筋肉です。
意外かもしれませんが(笑)
舌も声帯も喉仏の周りも、喉頭蓋(こうとうがい)も。
(喉頭蓋は誤嚥を防ぐフタです)
筋肉だから弱るし、鍛えることも出来る。
ノドとしては嚥下と発声はかなり使うところが被っているんですね。
だから嚥下力と発声力はほぼ同じと言えます。
もうひとつ、肺機能ですが。
肺機能の衰えは発声機能と嚥下機能を低下させます。
では嚥下機能チェックでーーす!!
YESはいくつありますか?
1) 40代以上である
2) 食事のときよくむせるようになった
3) 食後ガラガラ声になることがある
4) 薬やサプリメントなど、大きな錠剤が飲み込みにくくなった
5) 自分の唾液で咳き込むことがある
6) 痰がからまるようになった
7) 以前より食事に時間がかかるようになった
質問はこちらを参考にして作成しました。
いかがでしたか?
2)〜7)までひとつでもYESがあったら嚥下機能が落ちています。
なにもしなければ確実に
40代からノドは衰えていきます。
でも大丈夫(^_^)b
鍛えることが出来ますから。
まず出来ること。
なるべく声を出すこと
日常生活での会話<音読<歌
歌が本当は一番いいです。
低音部から高音部まで満遍なく声帯の筋肉を使えるから。
話声の音域はごく狭いのです。
ノドの可動域を広げる
喉仏に軽く三本の指をあてながら、出る一番低い声を出してください。
喉仏は下がっていますね。
次に悲鳴みたいな高い声を出してください。
喉仏は上がりましたね。
この可動域が広い人はノド廻りの筋肉が柔軟です。
歌を歌う機会が少ない人はどうしてもノドの可動域が狭くなります。
「うーーー」「あーーー」でよいので、ひくーーい声、高い声を出すようにしましょう。
舌の筋トレ
舌はもっとも筋トレしやすい筋肉です。
アインシュタインがべーーっとベロを出している写真を見たことがありますね。
あれは素晴らしい舌の筋トレなんです。
出るぎりぎりのところまで舌を出して30秒は我慢しましょう。
呼吸力アップ
吐く力を強くしましょう。
口を少し尖らせて、強く早く思い切りフーーーーと息を吐いて出し切ります。
5秒で全部吐ききります。
吐くことが出来れば息は自然に入ります。
吐く力が弱い人がとても多いです。
やってみてくださいね。
ノドは他の筋肉と比べてトレーニングによって若さを保ちやすいんです。
私の80代の生徒さんは、皆声が老けていません。
電話で孫に間違えられた、と自慢するくらい声が若い人もいます(*^_^*)
声老けが気になる方はサポートさせてくださいね。
声を鍛えるトレーニングは嚥下機能も肺機能も格段にアップします(*^_^*)
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